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2007/11/05 (Mon) 五首選会に参加します

今年度もお世話になった中村成志さん主催の五首選会に参加します。
よろしくお願いします。

自選五首は以下です。



「いない世界」

かつて持った名前を捨ててぼくが踏む落ち葉はしあわせになっていく
(005:しあわせ)

逡巡のト音記号が線の上野花をちらすちらす 世界よ
(022:記号)

一握のシャンプー泡立て昨日観た映画の海にわたしはいない
(042:海)

細胞が夏の空気にひたされてとても素直な表情をする
(057:空気)

雪雲がきてこの町の暗がりは句点ではないものにおおわれる
(088:暗)



自分というものが自分の中で絶対的な大きさを持つのと同時に
自分がいなくてもこの世の中はふつうにまわるんだけれど
その事実ふたつともが、おんなじぐらいに尊くて
だからこそ、世界を愛したいし自分を大事にしたい。
そんな五首を選んでみました。


わたしの題詠07参加作品は、下の記事「完走報告」に挙げてあります。
叱咤激励をお待ちしております^^


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題詠07(+04) | trackback(0) | comment(11) |


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五首選 

008:種+姫
カーテンをめくって、おやゆび姫の咲く種をみつけて、そして、そのまま

013:スポーツ+彩
極彩色のスポーツカーで追いかけるあわいあわいあわいあわい虹を

036:湯+流
UFOに注ぐ熱湯清いまま流されるなど許さぬ土曜

046:階段+練
やがて雨 あなたの春が終わるまで非常階段になる練習を

057:空気+表情
細胞が夏の空気にひたされてとても素直な表情をする


こんばんは、みにごんです!
改めまして、完走おめでとうございます。
そして素敵な100首をありがとうございました。
どの歌も読みやすく尚且つ凡庸でないものばかりで、
選ぶのに大変苦労しました。
独自の世界観にぶれがないのが素晴らしいと思います。
その中でも特にお気に入りのものを選びました。
届きそうで届かない、でも絶望ではないような歌が多くなったと思います。
最後の空気の歌が特に好きです。

2007/11/05 21:41 | みにごん [ 編集 ]


 

好きな歌五首

015:一緒
ここからは悲しいことがないように氷蜜柑を一緒にたべる
017:玉ねぎ
玉ねぎが煮込まれる香の路地裏をぼくらは免許を持たずに歩く
050:仮面
五ヶ月目おんなの臍の奥深き場所で形成されたる仮面
057:空気
細胞が夏の空気にひたされてとても素直な表情をする
082:サイレン
親指で軟骨を確かめてみる サイレントマナーモードの中で

 素直に自分が「ああ、いいなあ」思ったものの中から、さらに五首を選びました。
 なぜか、「肉体」に深くかかわる歌を選んでいました。
 肉体に一番支配され、肉体を一番信じられない時期を読んだ100首だからでしょうか。
 そしてその年頃は、「肉体」はそのまま「思い」を示してしまうということを、覚える時期でもあります。

2007/11/07 21:14 | 中村成志 [ 編集 ]


 

(ウラ)色模様五首

012:赤
見せ合わない裸足の赤い場所同士つながっているような気がする
031:雪
さらさらとあおむけになり息や雪や肌が灰色のまま祈った
039:理想
手の中で砕いた枯葉をモザイクとして並べれば理想の記憶
052:あこがれ
抱き合えた日もなおきみにあこがれてわたしの部屋が真っ青になる
095:裏
裏声(ファルセット)ミニーのように響かせて油の虹が落ちている道

 自分が「歌のどこかに色、模様を入れる。またはそれを連想させる歌作りをする」ことを縛りとしていたので、その視点から(ウラ五選)として選んでみました。
 色や模様は、自分の体が作り出すものだ、ということを教えてくれる五首です。

2007/11/07 21:15 | 中村成志 [ 編集 ]


 

五首選「うごうごうごく」

015:一緒+蜜柑
ここからは悲しいことがないように氷蜜柑を一緒にたべる
022:記号+上野
逡巡のト音記号が線の上野花をちらすちらす 世界よ
026:地図+芝
先生が芝生に敷いた新聞の隅の地図から這う気圧線
054:電車+リスク
2秒後に電車は再び動き出し一斉床に散ったフリスク
080:富士+縫い目
220km/hで縫い目がほころんでいる 富士山のそばではいつも

じわじわと・きらきらと・ときどきはっとするスピードで……動きの残像をあざやかに感じたうたをあつめてみました。

あ、氷蜜柑をたべるのは、いつまでも夕焼けのなかをうごきつづける鈍行列車のなかだとおもっているのです。

2007/11/08 03:01 | すぎな [ 編集 ]


 

五首選「よりみちのうた」

004:限+ぬくもり
無限大(∞)みたいなかたち ぼくたちの寄り道に広がるぬくもりは
008:種+姫
カーテンをめくって、おやゆび姫の咲く種をみつけて、そして、そのまま
014:温+オルゴール
寄り道として川土手に腰かける温度差のあるオルゴールたち
039:理想+モザイク
手の中で砕いた枯葉をモザイクとして並べれば理想の記憶
093:祝+列
花はみな祝福のため空を舞う 列を離れたわたしにそそぐ

制服を着たままでどれくらいの寄り道をしたかしら
まっすぐ通学路を帰っていただけじゃできなかった恋がここに…
まだまだどんどん寄り道します(したい!)

2007/11/08 13:39 | ワンコ [ 編集 ]


 

5首選「宇宙のリズム」

逡巡のト音記号が線の上野花をちらすちらす 世界よ

鈍痛が星の闇からふりそそぐ わかる 宇宙同士だから わかる

雨を待つとかげのように夕空に背伸びをすればやがて降るキス

七度目の卒業を迎えてもまだ桜の花の奴隷であります

あさがおの双葉のようなはじまりに鳥たちはもう帰りたくない

強く印象に残った5首を選ばせていただきました。
きっと、こよみさんしか詠めないだろうなぁ。という作品群。
こよみさんの言葉のリズムは、一定のリズムがありながらも独特で惹かれます。
その独特さは、日常世界の逸らし方を知っているからなのだろうか。と考えています。
自分のなかの宇宙のリズムに消化してから、表現されているような。

だからでしょうか、強いインパクトになって心に残ってしまいます。

2007/11/10 14:07 | 花夢 [ 編集 ]


 

懐かしい年頃を思い出す5首

014:温+オルゴール
寄り道として川土手に腰かける温度差のあるオルゴールたち

025:化+怪談
怪談の生まれる場所で(化学室、音楽室など)輝く結晶

028:カーテン+着
着くずした制服のままカーテンに躯をくるむ 抱擁されたし

070:神+にせもの
神様がわたしの無数のにせものをコインランドリーで回している

086:石+チョーク
先生はチョーク(正しい石灰)で数字(正しい雑念)を書く 

もう1つのお題は2004年のものでしたっけ? 2つの題の組み合わせが、なんともいえない面白さを生み出している5首でもあると思います。「オルゴールたち」は拍手。「カーテンに躯をくるむ」も素敵です。そういえば、そういうことをしたっけなあ…。

2007/11/10 18:03 | 五十嵐きよみ [ 編集 ]


 

008:種+姫
カーテンをめくって、おやゆび姫の咲く種をみつけて、そして、そのまま
031:雪+肌
さらさらとあおむけになり息や雪や肌が灰色のまま祈った
048:毛糸+熱
熱が出た次の次の日アクリルの毛糸のうさぎがおみまいに来た
049:約+潮騒
約束の叶わなかった日の夜のくるぶしにまだ潮騒がある
089:こころ+歩
会うことはないきみのほうへ歩いている 雲の鱗のようなこころで


好きな歌たちのなかでも、なんともだいすきな歌たちです。
今回の100首は、自分の歌をトラックバックする時に、そのお題のみなさんの読んでいったのですが、
こよみさんの歌にあうたび、どきどきしました。
以前から、こよみさんの歌にこころを動かされることが多かったのですけど、
この100首の歌はなんかちがうと感じていました。
あとでお題を2つ読み込んでたと知って、なるほどと思いました。

おみまいに来たうさぎちゃんがかわいくて、もうどうしましょう。

2007/11/11 10:11 | やすまる [ 編集 ]


 

『吐き出された色』

001:始+空
体育館倉庫で眠る 始まった人たちが見るのは空だから
010:握+チーズ
永久(とこしえ)のピザのチーズが伸びてゆくような握手をしたことがある
011:すきま+犬
さようなら セーラー服のすきまからこぼれ続ける子犬のワルツ
031:雪+肌
さらさらとあおむけになり息や雪や肌が灰色のまま祈った
060:キス+とかげ
雨を待つとかげのように夕空に背伸びをすればやがて降るキス

読んだ瞬間すごい、と思った5首です。
2つもお題を読み込むとぎこちなくなりそうですが、すべてがこよみさんのものになっていていやほんとすごいです。
特に『始』と『握』の歌が好きです。

あなたが吐き出す息はあなたの色をしていて
あなたが流す涙はあなたのにおいがする
あたしはあたしであることをいつも探しながら
あなたに届くようにと、たぶん今日も歌う

2007/11/12 11:39 | みち。 [ 編集 ]


5首選「少女・おんな」 

009:週末+圏外
週末は圏外島(けんがいじま)で読んでゐる 弐百五拾萬乙女の聖書

038:穴+連
バイエルをせっかく連弾したいのにこのピアノには鍵穴がない

050:仮面+おんな
五ヶ月目おんなの臍の奥深き場所で形成されたる仮面

070:神+にせもの
神様がわたしの無数のにせものをコインランドリーで回している

093:祝+列
花はみな祝福のため空を舞う 列を離れたわたしにそそぐ

主体を少女/女性として読んで、しっくりときた歌から選ばせてもらいました。
特に「050:仮面+おんな」の歌は、体内/胎内に命を宿す女性の業を巧く詠んでいると感じます。

こうして参加者の方々の歌を拝見していると、皆さん色んな「縛り」や「趣向」を凝らして走っているのですね。
何もなしでいながら完走できなかった私が恥ずかしい‥‥。

2007/11/18 19:02 | 桶田 沙美 [ 編集 ]


 

11月19日午前零時をもちまして、「五首選会」を終了させていただきました。ありがとうございました。
拙ブログにて感想などを書いています。よろしかったらご覧ください。

2007/11/19 06:55 | 中村成志 [ 編集 ]


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