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2006/06/07 (Wed) 題詠100首のうた(021~040)


やさしがる世界の光が乱反射して動けなくなる美容院
(021:美)


<すって/はく>地表のいのち レントゲン写真にうつせば真夜の星空
(022:レントゲン)


鈍行の連結 蛇腹がひらいたりとじたりするたびこの世に酔った
(023:結)


よいことをのみこめなくて牛乳のテトラパックに咲く赤い薔薇
(024:牛乳)


ビロードのからだ誰かにだきしめてほしくて空に生まれたとんぼ
(025:とんぼ)


ぐうすかのすかとかあたしに垂れているものとかきみはすごくすてきよ
(026:垂)


ふうせんのようにおおきくやわらかく嘘をふくらませる 祈ってる
(027:嘘)


冬薔薇のほのおたくわえ何度でもきみが帰ってこられるように
(028:おたく)


草笛の音に埋もれている決して傷をつけないナイフのことを
(029:草)


清潔な思い出だけを夕焼けの海にひたして眠れ政治家
(030:政治)


幾重もの記憶の上に寂しさを咲き誇る人 寂しくない人
(031:寂)


象牙色のゲストルームのほほえみを上海蟹も並んで見ていた
(032:上海)


踊り場でひろったロッカーの鍵にはきみの生きなおした回数が
(033:鍵)


葉の裏で私はシャンプーあわだてて今日だけは傷つきたくなかった
(034:シャンプー)


泡雪がつきさすときも分けあおう 夜毎うねったアロエの株を
(035:株)


生きること憎みぬくこと訪れぬままばら組ではつ恋をした
(036:組)


いつわりの美が流れ出し花びらもグロスの光に溶かされてゆく
(037:花びら)


思い出す 深海に灯はともること あなたがとてもきれいなことを
(038:灯)


闇に落ちゆく陽を浴びて踵(かかと)から「ごめん」と思う ようやく乙女
(039:乙女)


歩道橋から手をふるね(よく見えるようにねじれの位置にいさせて)
(040:道)


*ここらあたりから呪縛がとかれていったようです。

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