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2006/06/09 (Fri) 題詠100首のうた(061~080)



月丘の注射の痕の紅が清かであれとささやいていた
(061:注射)


泣かないと決めてるなんて座りどおしの授業みたいで竹でも踏みな
(062:竹)


群青のオブリガートに甘えては峙つオペラハウスの甲冑
(063:オペラ)


yの字は百合でわたしではないから首だけさんざんばらまいてゆく
(064:百合)


ヴィブラート孕めるその他大勢の靴が鳴る うたわなくても雨でも
(065:鳴)


朱は町の有象無象に流れ込みとうとう見つからなかったふたり
(066:ふたり)


パーカーのランドマークで音もなく金木犀は事務員に会う
(067:事務)


マイナーを疎むことなく軸として時報のAのさやぐ丘辺に
(068:報)


カフェインの沈むからだでうっとりと清められない銀のロゼット
(069:カフェ)


稜線は折られほどかれ雪よりも白くと祈る章の立ち枯れ
(070:章)


園庭の狭まり深みかろやかに老人の家カラメリゼ咲く
(071:老人)


ちっぽけで(だけれど/だから)何度でもとんだとばれるためのとび箱
(072:箱)


きることができないまるいトランプにちらばるふるいほしのひかりを
(073:トランプ)


洗われる時機を逸して8の字の顔をしている水晶黄色
(074:水晶)


日曜の折り目正しさひらひらと重ねて花火打ち上げられぬ
(075:打)


今日が『あの日にかえりたい』のあの日かもしれないことのついでにあくび
(076:あくび)


紫の雲はうらはら針を刺す密度できみに会っても良いか
(077:針)


「かなしい」の「か」よりも先に花園に着地するものなどを予想す
(078:予想)


そしてまた芽になりました からいからい実です きっとあいたい花です
(079:芽)


ばた足が切り裂き縫い上げた水の底に残響はない 捨てたの
(080:響)


*自分の過去や今をじっくり見ることができて、
 徐々に素直になっていった場所です。

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